3月末に行ったお茶会をようやくここへ来て報告できます。
4月は焼菓子せっせと焼いて、ラッピングに追われていたので遅くなってしまいました。
ご都合で参加出来なかった方はblogを楽しみにしているとおっしゃって頂いてたのに・・・お待たせしました。
お茶会・・・響きはお上品です。
内容は・・・お菓子一杯食べる会です

教室の生徒さん

はお菓子作りを習いに来られるだけあって、やっぱり食いしん坊さんが多いです。
常連さんの中にも私に負けない位お菓子好きさんがいっらっしゃいます。
その方達をお誘いして、色んなお店のお菓子をシェアしましょうという会です。
昨年の夏に初めて催し、今回は第2回です。
前回は私の夏休みを兼ねた東京での講習会とお菓子屋巡りに付随した企画でしたが、今回のテーマは「お取寄せ」

インターネットで注文する以外にも直接お菓子屋さんに連絡すれば送って頂けるお菓子も意外に多いです。
これは案外知られていないのかな?
私のお店ではまだまだそう言ったお問い合わせは少ないですが、働いていたお店ではタルトなんかも焼き立てを発送して翌日にはお客様の所へと言う事をしていました。
ただ、崩れやすい物や保管が難しい物等はごめんなさいですけどね。
前置きはさておき、今回選んだお菓子たちです。

今回のメインは足立音衛門の「栗のテリーヌ 天」
ご存知の方も多いと思いますが、お値段なんと¥10500

いきなり下世話な感じですいません

ずっと、ずっと、ず~っと前からきになっていたのですが、一人で買う勇気もなく・・・
こんな企画の時でも無いと無理。
皆さんにリサーチした所、「知らない」「気になってたけど・・・」「食べてみたい」と言うお返事だったので思い切りました。
ただこのお菓子の為に今回の品数は少なめです

こちらのお菓子、持ってみたらずっしり重いです。
後から重量測っておけばよかった

って思う程。
一個、一個、シリアルNOが付いてます。
しかもこのお菓子の「計量」「生地作り」「焼成」担当者の名前が記載されたシールも貼ってました。
↑これは作り手ならではの食いつき部分でしょうか?
食べる専門の人は気にならない?


栗ぎっしりです。
お菓子を食べなが頂く飲み物として、珈琲と紅茶そして今回お茶会用に用意したのは Dari Kの「カカオティー」
こちらは自店でカカオを焙煎する所からチョコレートを作っておられる希少なお店。
カカオティーはそんなお店ならではの商品ですね。
カカオ豆の殻をお茶の様に煎じて飲みます。
水色は言われなければ本当にお茶って感じ。
ほうじ茶より少し浅い色って感じかしら?
でも香りはしっかりチョコでした。
パティシエールのくせにチョコ苦手な私も抵抗なく頂けました。

この他には、
私が大尊敬する藤生シェフ

のお店、パティスリー・ドゥ・シェフ・フジウの「ザ・ショコラ」

こちらを頂くのは私も初めて

不思議な食感。
中は軟らかく、外はミルクチョコをシャラせてかっちり。
最初は外の硬さに驚くけど、クセになる感じ。
チョコ好きさんには一人でペロって

行ってしまいそうな大きさです。
ウィーン菓子工房 リリエンベルグの「リンツァートルテ」

リンツァーは街の名前、トルテは丸いお菓子を指します。
生地にはほんのりスパイス、中にはすぐりのジャムがたっぷり。
リンツァートルテはお店によって随分表情が違うように見受けます。
中のジャムはフランボワーズ(木苺)のお店もあります。
私も作りたいなぁと思いつつ、何が正解なのかまだまだ決め兼ねている所。
なので、今回頂いてみて私の中の引き出しが一つ増えました。
リリエンベルグは言わずと知れた日本の洋菓子会の重鎮のお一人、横溝春雄シェフのお店です。
こちらのお菓子は本当にどれを食べても優しい感じでほっこりします。
初めて友人と訪れた時は選びきれずに朝から二人で6個位食べた様な記憶が・・・

ウイーン菓子を専門にしているお店はそう多くは無いですし、とにかくお店が可愛くておとぎの国。
機会があれば是非一度足を運んでみて下さい。
パティスリー ジャックの「ケイク アングレ」

こちらはお菓子友達Nさんの結婚式で福岡に呼んで頂いた際、食いしん坊はそれだけで帰ってくるはずもなく

立ち寄ったお店です。
その時気に入った「ノエル ピスターシュ」を是非ご紹介したかったのですが、残念

この時期は作っておられないそうです。
「ノエル」って付いてるもんね・・・
なので、今回はそのノエル ピスターシュと一緒に頂いて、美味しかった「ケイク アングレ」にしました。
いわゆるフルーツのパウンドなのですが、しっとりしてて口の中ですーっと消えていくという焼菓子らしくない焼菓子。
今流行りの細い型で焼かれているので、端っこ好き、焼き目好きさんにはたまりません。
パティスリー モン プリュの「ベラベッカ」

シュトーレンは随分浸透してきましたが、ベラッベッカはまだまだ何

って思われるでしょうか?
ベラベッカもやはりクリスマスの時期に1cm位に薄く切って食べる、キリスト様のおくるみをイメージして作られたお菓子です。
シュトーレンはドイツですが。ベラベッカはフランス、アルザス地方のお菓子です。
「ベラベッカ」はアルザス語で洋梨を意味し、セミドライの洋梨が入っているのが特徴です。
ちょっとスパイシーで、にっちりした食感。
ワインにも合うとメモが添えられていました。
大人のお菓子ですね。
これまたクセになるお味で・・・お値段も良いのですが私の中ではリピート決定です

今回のお茶会はこんな感じです。
食べるだけでなく初めましての顔合わせもあり、「お菓子好き」と言う共通点だけで直ぐに仲良くなります。
小さいお店なので一度に沢山の方に来て頂くのは難しいですが、色んな楽しみ方をして頂けたらいいなぁと思います。
次回は私の夏休みにまたまた東京で美味しいお菓子を仕入れて来たいと思いますのでお楽しみに~